【生成AIの情報漏洩対策】ビジネスでChatGPTを安全に使うために機密情報を守る方法【オプトアウトの設定方法解説】

AI活用がビジネスに浸透するなか、「ChatGPTを使いたいけど機密情報の漏洩が心配…」という声もよく聞かれます。
今回は、安全にChatGPTを利用するための基本ルールと、社内or個人で機密情報を守る（学習させない）方法をまとめました。

機密情報を守るための基本ルール

• 個人情報や機密情報を入力しない
  顧客情報や社員情報などの具体的なデータは入力を避ける。
• 情報の匿名化・一般化を徹底
  特定できる名称や数字を伏せるなど、情報を一般化して活用する。
• ビジネス向けの専用プランを活用
  ChatGPTの「Team」「Enterprise」プランなど、機密情報保護に特化したプランを選ぶ。
• 利用ルールを明確に定める
  社内で明確なガイドラインを策定し、社員への教育を徹底する。
• ログや履歴管理をしっかりと
  利用記録や履歴を残し、定期的なチェックでリスク管理を徹底する。

社内で機密情報を入力して利用したい場合

下記方法であれば、入力内容がAIに学習されないように利用することはできます。

1.ビジネス向けの専用プラン「Team」「Enterprise」を利用する。

2.APIを利用して、自社環境内で安全に活用する。

しかし、「Team」「Enterprise」プランは利用料金が高いため、1人でも安全に利用したいという場合は次の方法となります。

1人で安全に利用したい場合（オプトアウトする方法）

無料版・「Plus」・「Pro」でも、情報をAI学習に使われないように設定（オプトアウト設定）をすることで、機密情報を入力してもAIに学習されなくなります。

1.ChatGPTの設定メニューからオプトアウト設定する方法

①ChatGPT画面の右上プロフィールアイコンをクリックし[Settings(設定)]を選択
②設定画面の[Data Controls(データコントロール)]をクリック
③[すべての人のためにモデルを改善する]をオフにする

この設定で、これ以降の会話は、AIに学習されなくなります。

2.プライバシーポータルからオプトアウト設定する方法

また、プライバシーポータルからのリクエストする形でオプトアウトする設定もあります。

①プライバシーポータルにアクセスし、右上の[Make a Privacy Request]をクリックします。

②次に「ChatGPT アカウントをどのように確認しますか?」と画面が出ますので、いずれかを選択します。
→今回は[Email Address]をクリックして進みます。

③次に[Do not train on my content]を選択します

④次にメールアドレスを入力して、[Send Email]をクリックしてください。

⑤入力したメールアドレスに、OpenAIからのメールが届くため、メール内の[Log In]をクリックします。

⑥ログイン後には、ChatGPTが学習によって向上しているとの説明が表示されます。
　同意チェック欄と国の選択入力をし、[Confirm Request]をクリックして、リクエストの送信が完了です。

⑦申請送信後に、申請を受付完了メールが届き、
　申請送信後約1時間以内に、オプトアウトが完了したというメールが届きます。
　→これでChatGPTに学習させない機能が設定完了です。

企業内で機密情報を守りながらChatGPTを利用されたい方へ

社内で機密情報を守りながら利用したいとお考えの方は、弊社へご相談ください。
生成AIの安全な導入をサポートいたします。